テヘペロリ

ナンジャコリャアアアア！
頭からワレに向かッて触手がウヨウヨウヨウヨ伸びてオール！
こンな不気味なエイリアンに食われるのダケは、御免デアール！

ダガシカシ落ち着け。
少年が触手の一つをパシッと握ったデアール。

「あんなんほっとけ。転ぶぞ？」
「や」
「食べていい？」
「私、ホットドッグじゃないんですけど」
「いいじゃん、こっちのがあったけーもん」

コ、コレが噂のバックハグ？！

「それより見て？ あのホットドッグ、顔から湯気出てる」
「こんがり妬いてんだよ。旨そ」

実に食えない奴らなのデアール。

と嘆くワレを、大口カラスがテヘペロリ。

「お。ポタッて血が頭に」
「またウソ言ってるー」
「気づかねーとかおかしいだろが」

ワレは擬態スルものヲ、間違ッタ、デ、アール……