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暗黒の小学校時代が終わっても、暗黒の中学時代が来るだけだった。
同じ事の繰り返し。
授業中に、後ろの男子が机を押してきた。私はそれ以上前に行けないので、椅子と机の幅がどんどん狭くなって行った。
身動きも出来ない。
その幅20cmもあるかどうか。そんな状態で授業を受け続けた。
もちろん、先生に相談した。そしたらさらに悪化して、私はそんな状態で一年近く耐えた。
後ろから、ちぎった消しゴムもずっと飛ばされ続けた。
やっぱり、椅子を引かれて転ばされた。
靴を何度も盗まれた。
社会科見学の時か何かの時に、後ろから竹刀で頭を小突かれ続けた。周りの人はずっと笑ってるだけだった。
体育で組体操をすれば、必ず相手がいなかった。3人でやれと先生に言われても、私は一人残された。
汚いから組みたくない…
相変わらず、班を組めば一人残された。入れたくないと…
何もするにも一人
時がどんなに経っても、私の世界には色がつくことがなかった。
いや、どんどんと深い深い闇色に染まっていったかもしれない。
小学校の時からあった
消えて無くなってしまいたい
そんな気持ちは日々大きくなっていた。
遺書と呼ばれるものも、数え切れないほど書いては捨てた。
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