君の奏でる世界

9月の終わりから約1ヶ月で、なんとかピアノの感を思い出し、スムーズに弾けるようになった。

ショパンの「革命のエチュード」
ショパンの「幻想即興曲」

この曲、相馬くん、覚えてるかな？
わたしがピアノを弾いて、相馬くんがバイオリンを弾いてコンクールへ出て、全国優勝した事。
あの時のあの緊張感、今でも覚えてる。

ドレスは本当は淡い色合いが良かったけど、ママが真っ赤の身体の線がわかるタイトなのを選び買った。
娘にこんなドレスを着せるなんて正気かと思って文句を言いたかったけど、ドレスにヒール、ネックレスで12万もかけてしまったから何もいえない。
文化祭初日の午前の部で、ドレスアップのため講堂入りする時間帯に合わせて美容院へ行き、ママとタクシーで学校へ向かった。

演奏はなんとかミスなくできた。
でも、抑揚やテンポなど、荒いところがあり、専門家が聴いたら、かなり苦言を言われると思う。
ピアノの演奏よりもわたしのドレスアップに注目され、そこもかなり残念だった。
見ていたママは満足してたけど。