君の奏でる世界

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季節は秋。 夏休みが終わって、学生達が弾ける文化祭の季節になった。 体育祭は春に行われた。 体育は男女別で行われてたから、本ばかり読んでるからスポーツはそこまで得意でないと思っていた相馬くん。 足が速くてリレー選手に選ばれてて、ダンスもカッコよくて、見惚れてしまった。 わたしは運動音痴で、かなり恥ずかしい思いをした。 文化祭、クラス全体の出し物と、クラスで3グループ、生贄で、講堂のステージの上で歌か踊りか漫才…などを何か披露をしないといけない。 去年の文化祭、ギターとキーボードを音源にバンドを組んでる男子がいた。 可愛い系女子がakbみたいに着盛り踊っていた。 手品やコントをしてる人もいて、見応えあった。 見るのは楽しいけど、恥ずかしいからやりたくないなと思う。 考える事はみんな一緒で、誰も生贄にならない。 クラス委員長が挙手を積もっても、いつもは積極的に意見を出すのに、シーンとなる。
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