第六話 修羅場

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「それもそうか、すまん。この埋め合わせは、何か精神的な形で還元するからな」 「はい、はい、解っていますよ」  サーバ室に移動して、電源を入れた。  順番はないが、幾つかのパターンで電源を入れて、しっかり起動するのかを確認する。  NASも有るために、NASを最初に起動する様には指導しているが、実際にその通りに、実行してくれる可能性の方が低いだろう。  施設には、地下発電があるので、停電の心配は少ないが、UPSを入れている。シャットダウンが想定の1/3で終わるのも確認していく、確認が終わったときには、金曜日の26時を回っていた。 「山本。チームメンバーで起きている連中が居たら、集合させてくれ。すこし、まずいことになりそうな状況が発生したから、夜食でも食いながら説明する」 「了解。駐車場集合でいいですか?」 「あぁお前の車以外で移動する事にしよう」 「おれの86はダメですか?」 「俺は、Type-Rが好きだ。時点で、RX7か8だな。新86に乗るのなら、CIVIC Type-Rだな」 「このホンダ教め。いいですよ。解りました、送迎用のバスが借りられるかもしれないから、聞いてみますね」 「そうだな。その方が楽だな。頼む」  10分後。施設に来ているメンバーほぼ全員が揃った。     
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