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「おぉ女の子をよこすって、営業は何を感が手言える?」
「文句なら、森君に言ってよ。そもそも、何も考えていないと思うぞ・・・。そうか、二人とも山本か・・・それじゃ、お前を『バカ本』って呼べばいいか」
「ナベさんそりゃぁ酷いな」
二人のやり取りにあっけに取られている山本さんだったが、自分が来た意味を思い出して
「山本主任。はじめまして、山本貴子といいます。よろしくお願いします。真辺部長。私の事は、貴子と呼んでください。同期にも”山本”が3人居て、名前で呼ばれる方がいいです」
「そうか、解った。貴子さんだね。本当は、ちゃん付けって感じだけどな」
「ナベさん。すっかりおじさんだな。年齢的には、お父さんでも不思議じゃないからな」
「え?そうなのですか?そうは見えないですね」
「ありがとう。貴子ちゃん」
「そりゃそうだよ。ナベさんは気楽な独身貴族で家庭の苦労をしらないから、いつまでも若くいられるのだろう」
「それを言うなら、お前もそんなに変わらないだろう?」
付き合いが長い山本が、真辺の話に付き合っていると、話が横道に逸れていくばかりなのを悟って、話をもとに戻す。
「ナベさん。それで、貴子ちゃんには何をしてもらうの?」
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