第六話 修羅場

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『ロットバルトの奴。信じられない事をしていました』  石川からの連絡が入って、すぐに施設を管理している人に施設を借りたい旨を説明して、老人ホームのレクリエーションをしている場所を借りた。  ここは、30名位が入られる施設になっていて、ホワイトボードやテーブルがあり。会議をするのには適している。  また、大型TV(60インチ)が二台置かれているので、プロジェクタ代わりにもなって便利なのだ。  真辺は、皆にレクリエーションルームに集まるように指示した。  作業をしている人間は、その作業が終わり次第合流するように指示を出した。会社に残っているメンバーにも緊急時に備えて、いつでも出られるように指示をだす。  篠原や社長や”まともな副社長”の居場所を確認させる。あと、できれば、他の部署の部長や主任の居所も確認させる。  真辺がそれらの指示を出し終わってから、レクリエーションルームに入ると、各部門の担当をしてもらっている人間と今朝来たばかりだが営業が揃っている。  一部の営業が、青い顔をしている。よほどの爆弾が破裂したのが解る。営業の状況を見て、他にも緊張が伝播してしまっている。     
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