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眠りから醒め、目を開けた
だけど瞳は光を映すことも、頭を撫でてくれている人の顔すらもみえなかった
目を閉じているときとの違いと言えば、少し明るく白い視界に変わったくらいだ
ナイト「おはよう、ルーノ。よく眠れた?」
ルーノ「ナイにぃ?」
ナイト「うん、俺だよ」
伸ばした手を、優しく握ってくれた
ルーノ「…ナイにぃ、お仕事は?」
ナイト「大丈夫、お休みとったから。だからしばらくルーノと一緒にいられるよ」
ルーノ「っうん!」
嬉しい
ナイにぃと一緒に居られる
なら今日は××××をしなくてもいいんだ
…あれ、何をだっけ
ナイト「ルーノ、どうしたの?」
ルーノ「うん…何か思い出せそうで思い出せないの」
ナイト「無理に思い出さなくて良いんだよ。ルーノ」
そう言い、ナイにぃは優しく抱き締めてくれる
ルーノ「…ナイにぃ、ルー目が見えないの…ナイぃのお顔も、見えないの…。だから、ルーを置いてどこか行かないで?一人はね、イヤなの」
ナイト「っ……うん、絶対に一人にさせない」
ルーノ「ナイにぃだいすき……んー、なんだかルー眠たい」
さっき起きたばかりなのに
ナイト「俺はここに居るから、ゆっくりおやすみ」
ルーノ「ん…」
ナイにぃと手をつなぎながら、再び夢の中へとはいっていった
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