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ナイト「次はね、父上達の所にいくんだ」
ルーノ「お父様達に会えるの?」
ナイト「うん。けど、父上達はルーノに酷いことをした。だから、罰を与えている最中なんだ」
罰?
ナイト「ルーノには刺激が強すぎるかも」
ルーノ「・・・・?」
ナイト「さぁ、ここだ」
そこは、僕がお仕置きのときに閉じ込められていた地下牢だった。
ナイト「あれ、随分大人しいと思ったら・・・"気絶していた"んだ」
ルーノ「っ、・・・ぅ、ぁっ」
ひどい光景だった。お母様達は拘束され、膝の上には重石、周囲には糞尿が広がり異臭がしている。
お母様達は・・・・・・・・・・"死んた"。
ナイト「寝てられるくらい余裕なら、もっと辛いお仕置きを考えなくちゃね。さ、もう行こうかルーノ」
ルーノ「・・・っ」
さっきの光景が脳裏に焼き付く。
ダメだ、泣いちゃう・・。
たまらずナイにぃの胸元に顔を押し付ける。
ナイト「ごめんね、やっぱり刺激が強すぎたね」
ナイにぃは、ただ僕を傷つけたお父様達に仕返ししようとしてくれただけ。
だから・・・ナイにぃは悪くない。
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