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~ナイトside~
ルーノは素直で、優しくて、可愛くて
スーノはルーノに嫌がらせをしているようだが、ルーノは一度も怒ったことがない
最近は城に居る日が少ないため、スーノがどんな嫌がらせをルーノにしているかは把握していないけれど
たぶん、昨日の花壇の修復は、スーノが何か仕組んだのだろう
ルーノは花壇を荒らすようなことはしない
もし、さっき見た予知がスーノやお父様のしたことの結果なら…
殺す
…はやく、俺が王にならなきゃ
今まで何度もルーノが平気だと言うから、アイツラを見逃してあげたけれど、もう我慢ならない
俺はルーノを探し回りながら、怒りを抑えることができなかった
ナイト「スーノ!」
廊下でスーノがご機嫌そうに歩いていた
スーノ「あ、ナイトお兄様!どうしたんですか?」
ナイト「正直に答えなければ、すぐさまお前を殺す。ルーノは今、どこにいる?」
スーノ「っ!ち、地下…です」
なぜルーノが地下に?
疑問はあるけれど、スーノを解放し地下へと走る
地下は拷問部屋や一時的な悪人を閉じこめておく牢屋しか…
そうか…コンクリートの部屋といえば、牢屋くらい
牢屋にいれられているなんて考えもしなかったから気付かなかった
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