溺愛

9/18

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
~ルーノside~ 気付いたら、お父様に抱えられ地下を歩いていた ルーノ「お父様…」 父「やっと落ち着いたか」 ルーノ「あの…うわっ」 いつもの牢屋に放り投げられ、背中をしたたかに打ち付ける 父「お前はナイトに怪しまれるようなことを口にした。お仕置きだ」 お父様の後ろから白衣を着た2人の男の人が向かってくる お兄様に何て言ったんだっけ? 全然思い出せない… だけど、お仕置きは週に何度かされている 毒薬を飲まされたり、火をつけられたり、時間が過ぎるのを苦しみながらこの牢屋で待つ 耐え難い苦痛を独りで乗り越えなくてはならない 何かが入った瓶を近づけられる ルーノ「…や、だ」 父「これがナイトのためになるんだ、大人しく飲め」 ルーノ「ナイトお兄様の…」 お兄様のためなら、頑張らなきゃ 毎度毎度、この言葉で受け入れてしまう 一人は両手に手錠を、もう一人はガラス瓶の中身を僕の口の中へ流し込む 父「では、あとは任せた」 「「はい」」
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加