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~ルーノside~
気付いたら、お父様に抱えられ地下を歩いていた
ルーノ「お父様…」
父「やっと落ち着いたか」
ルーノ「あの…うわっ」
いつもの牢屋に放り投げられ、背中をしたたかに打ち付ける
父「お前はナイトに怪しまれるようなことを口にした。お仕置きだ」
お父様の後ろから白衣を着た2人の男の人が向かってくる
お兄様に何て言ったんだっけ?
全然思い出せない…
だけど、お仕置きは週に何度かされている
毒薬を飲まされたり、火をつけられたり、時間が過ぎるのを苦しみながらこの牢屋で待つ
耐え難い苦痛を独りで乗り越えなくてはならない
何かが入った瓶を近づけられる
ルーノ「…や、だ」
父「これがナイトのためになるんだ、大人しく飲め」
ルーノ「ナイトお兄様の…」
お兄様のためなら、頑張らなきゃ
毎度毎度、この言葉で受け入れてしまう
一人は両手に手錠を、もう一人はガラス瓶の中身を僕の口の中へ流し込む
父「では、あとは任せた」
「「はい」」
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