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「はぁ~、シュートさんは相変わらず欲がないですね~。まぁ、そこがシュートさんの魅力なんですけどね。
さぁさぁ長旅でお疲れだと思いますので、後はあっしらに任せて束の間の休息をゆっくり楽しんで下さいな!」
「あぁ、そうさせて貰う。 最近は連日飛び回り少々疲れてしまったのでな…。一眠りさせて貰う事にする。」
「はい、安心してオイラ達にお任せ下さいな!」
陽気な性格のカルロはドラゴン族と比べると小さな翼を広げる。
それを合図に他3体の生物も翼を羽ばたかせた。
3体の影はカルロの指示を受け、東西南北、各々颯爽と飛び立っていった。
監視者代行はカルロの他に3体いて、ドラゴンの体力、視力に対し数で補うのだった。
シュートは漸く静寂した住居の中、ゆっくりと瞼が重くなっていくのを感じた。
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