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3話 聖なる神殿
《王都ストレイア中央区 第13支部 “聖なる神殿”女子用脱衣所》
「あのぉ、ここで身体を清めるんですよね?
な、なんか大きな銭湯みたいですね。」
「ルリ、そうビクつかないで大丈夫よ。ここは異界に訪れた人間の為に特別に設けられた施設なんだから、厳重な防壁魔法が施されているから許可されていない亜人達は絶対に入って来れないわ。」
「そ、そうなんですね…でも私、なんか怖くって…」
「ふぅ~、本当に貴女は臆病ね。さぁ、私も一緒に入るから安心して服を脱いで。」
ルリは案内人の陰でオドオドしながら神殿の奥にある脱衣所らしき場所で服を脱ぎはじめた。
その様子を見て【サザンニュウス】の案内人【チェルシー】は豊満な胸を“ユサユサ”させながら妖艶に服を脱ぎ出す。
それは自分とは比較にならない色香を醸し出し思わず頬を赤らめるルリだったが、我に返るなり自分の小ぶりな胸を両腕で覆い隠す。
チェルシーはルリに一度微笑むと、薄紫のユルふわカールされた髪を丁寧にピンで留め、湯気が立ち込める聖域の扉を開いた。
「さぁ、いらっしゃいルリ。貴女を清めてあげるわ!」
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