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「ユーマ君、《魔プリ》については簡単に説明しましたよね?」
「あぁ、人間界のアプリみたいだなーって思ってたから良く覚えているよ。
確か、そのMpadにインストールして使える“ゾウなんちゃら魔法”だっけ?」
「《造革魔法》です。
‟良く”覚えてないみたいなので、もう一度説明しますが、Mpadのような機能拡張型魔道具に新たに開発された造革魔法をインストールすることで新魔法が発動出来るんですよ。」
「あぁ、ゾウカク魔法ね。んで、その新魔法ってのはどんな魔法なんだ?」
「ふふふふふ、僕も今回使うのは初めてなんですが、どれどれ…えっと、追跡調査魔法です。小型精霊が特定魔力を感知し高速で追跡するようですね。しかも精霊の瞳とこのMpadがリンクしているので、リアルタイムで様子も確認出来る優れモノ…なんですよ!どうですかこの技術は?!」
説明文を棒読みで語り始めたシャルルであったが、途中からもはや定番になってきたシャルルがドヤ顔をしてきたので全力でスルーする。
しかし、自分で手がけた魔プリじゃないのに、さも自分の功績のように誇れる態度にも少しだけ感心した。
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