3話 聖なる神殿

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*** 《“聖域”(温泉浴場)男子浴場エリア》 「……ぅぅ………ぅう、……ぉお、ってぇ~………あれ…ここは……?」 ふきふき ふきふき 「おや、気が付きましたか“変態さん”。 ここは浴場施設にある特設エリアです。 弱い電撃魔法で気を失っている間僕が君を清めておきました。感謝してくださいよ~、君結構重たいかったんですから」 「…電撃………あっ、そうだ!俺はあの女に雷みたいなの打たれて、それから……よく覚えてねー。」 ふきふき ふきふき 「チェルシーという南東空域【サザンニュウス】の案内人です。彼女は電撃系魔法が得意なので恐らく低級雷撃魔法(サンダーボルト)をかけられたんでしょう。」 「魔法ねぇ…つーか、なんで男湯に女がいたんだ? 俺は男湯にいたはずなのに、あの女勘違いして話をする暇もなくピカーって打ってきやがって!」 ふきふき ふきふき 「それは君が女湯に入っていたからでしょう。」 「いや、だって俺は青いマークを辿って入ったんだぞ! 青といえば男湯だろ?」
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