ランチタイム狂詩曲

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「夏休みでしょ?英語教室を  手伝って頂戴な!」 「発表会なの、受付をお願いね!」 なんだろうなあ・・・ 姉ではなく、私に言うてくる・・・。 口答えせんからかなあ・・・ 奴隷と思ってんのかなあ・・・ 「バイト代も貰えるんだから  いいじゃないの?夏休みも  ただ遊んでるだけなのに」   夏休みと言っても大学院生、 しかも、何っていう志がある ってわけでもなく、27才に なろうとしていても あっちこっちの学校を渡り歩く “風来坊” としては そう言う母親に文句も言えず、 ましてや芝田先生との 二十年以上にも及ぶ 口答え出来ぬ関係が 「1時に来て頂戴な!」 この “な” に逆らえない・・・。
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