親友

3/4
前へ
/4ページ
次へ
璃子とはずっと仲良しで… いくつになっても、そんな日々が続くと思ってた。 だけど…思いがけないことが起こった。 ある時、仕事の帰りに、大学時代の友達の美咲にごはんに誘われた。 私と璃子は何も勘繰ることはなく、素直にそれに応じた。 だけど、それは合コンの誘いだったのだ。 「だって、嘘でも吐かなきゃ、あんた達来てくれないんだもん。」 美咲は悪びれた様子もなかった。 そこにいたのが、一条君だった。 私は、一条君に一目惚れ… そして、それは璃子も同じだった。 一条君と友達の黒川君、そして、私と璃子の四人で会うようになった。 ごはんを食べに行ったり、テーマパークに遊びに行ったり… その間にも、私は一条君への想いがどんどん大きくなるのを感じてた。 そんなある日…四人で山に遊びに行った時… 突然吹き出した強い風に、璃子の帽子は高く飛ばされて… それを追いかけた璃子は、崖から海に真っ逆さまに落ちていって…
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加