大好き、だから

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 そして、勇樹は前を向いた。  前方に四体のドラゴンが迫る。  しかし、彼の全身には力が満ち溢れていた。  もう二度と倒れたりはしない。 「――由紀を独りになんて、させてたまるかぁぁぁぁぁっ!」  勇樹は駆け出した。  由紀との幸せな未来を掴むために。
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