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『ダサい』の起源、語源 その3
当時の国語の教科書には、太宰治の『人間失格』の一部が載っていました。
それがどうしたと言われると困るのですが、クラスの中では何故かその授業が受けてしまいました。
すると悪グループは『治』繋がりで、早速○○治のことを『だざい』と呼ぶようになりました。
恐らく『人間失格』という負のイメージも重ね合わせた上でのことなのでしょう。
そうこうしている内にいつの間にか、悪グループだけではなく他のクラスメイトも皆、○○治のことを『だざい』と呼ぶようになってしまったのです。
今から考えれば完全な集団『いじめ』ですよね。でも当時のクラスメイトの中ではそういう意識はなく、また言われた当人もさほど苦にした様子はありませんでした。
○○治は、悪グループとも他のクラスメイトとも極自然な会話をしたりなどして、普通に接していたのです。
こうなるともう『いじめ』というよりは寧ろ、愛称というかニックネームという領域だと思います。
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