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「あの!チョコを作ったんです!」
「今日はバレンタインでしたね。手作りですか?」
うんうんと高速で頷く私を見て、クスリと笑いながら一粒食べる旦那サマ。
「美味しい」
「ほ、本当に?」
「本当ですよ。ほら」
そう言って、自然な流れでまた一粒口に入れ、そのままキスされ……。
「ね?」
小首をかしげながら微笑まれれば、口の中には溶けたチョコレート。
それを頭が理解すれば、耳まで染まる程の赤面。
「熱があるんですか?」
と、おでことおでこをくっ付けられると、変な汗が吹き出し私の体も溶けちゃいそう。
毎日のように旦那サマに身も心も溶かされて、来年の私は手乗りサイズになっているかも。
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