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貫地谷南５
「大学生じゃないって言ってたけど、どんな仕事してるの？」
「私はバーメイドになりたくて見習いとして働いてたの。最近自分の店を持ったわ」
「えー！ すごい、かっこいい！！ 私もいつか行きたいな……」
「場所はね……ここ。お酒好きなの？」
「いや、やっすいお店でしか飲んだことないし、そんなに強くもない……やっぱりある程度強くないとバーとか行かない方がいいのかな？」
「そんなことないよ！ ノンアルコールカクテルもあるし、居酒屋とかと違って要望に応えやすいから、こんなお酒作って？ っていう要望にもこたえられるし！」
「そうなんだ！ 行ってみようかな……」
「ぜひぜひ！ お店はね……ここ。ｓｈｅｌｔｅｒっていうお店。シェルターって身を守る場所のことを言うの。なんでそんな名前なの？ ってよくお客さんから言われるんだけど私は気に入ってるわ。」
「ｓｈｅｌｔｅｒか……いいね。私は好きだな。今度行く！」
「お待ちしております……ふふ。じゃ、私は帰るね。ノートありがとう、また借りるかも」
「うん！ じゃーね！」
「……私はもうあなたの逃げ場所に入っていい存在なんだね。……かわいい女の子と仲良くなるのってやっぱり最高な気分だよね」
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