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「わぁーい、卵がポニポニになったプギ。そしたら小麦粉と、甘いお砂糖の代わりに……」
「さあ、なにを使うチョメ?」
「ふわー。甘くないなら、お塩じゃないかしらふわ」
そこでチャーコがサッと取り出したものは。
「ペラチンパウダープギ!」
「「「ゼラチンパウダーー!?」」」
ざざざぁーー……
無情なまでの無駄遣いの音が、共立て卵の入ったボウルに流れ込んでいく。
「シビシビには、さっくりまぜろって書いてあるプギー♪」
「いニャ、サックリって……」
「むりチョメ……マッチョリ重い……」
「がんばってふわ、チャーコちゃーん」
いつの間にかチャーコのペースにハマる、素直なわたあめ姫。
「ハート型に流し込んでオーブンへIN!」
バタン! ゴキゲンな閉まり具合でオーブンの扉が閉まる。
最初は180度、後で少し温度を下げて40分でーす。
「ニャにができるんだいったい……?
「はいプギ♪ ここにすでに焼き上がった生地がありまーす♪」
「「料理番組かよ!」」
うん、ツッコみばかりでキミたち見てるだけだね、さっきから。
「これにクリームと、間に挟むイチゴを用意しますプギー♪」
「イチゴは、まんまニャんだ……」
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