ぞうきんガール 2
全4/132エピソード・連載中
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165 ヤマトへ 死闘

「小花さんのお友達がゲームのチャンピオンか、すごいね」 「そうなんです。お二人ともすごいんです」 移動の電車の中。 実は警察官の田中樹男は職業病なのか自然と小花を守るように隣に立っていた。彼女のたどたどしい話しを聞いていた彼は、彼らは彼女の恋人の弟達であり、これからのゲームを応援しに行くという事を把握した。 時刻はまだ5時で、開始は7時であるので、終わるのも早いと思った彼は、小花に同行しようと思っていた。 そして到着したホテルの会場は熱気に包まれていた。 「たくさんの人ですわ。夕べの前夜祭とは比べ物にならないわ」 「はぐれないように私の傍にいたまえ」 こうして人の中を歩いていた時、小花は男性に呼び止められた。 「君。地球防衛隊のゲームの夏の女王にそっくりだね。写真撮らせてくれない?」 「御断りですわ、きゃ?」 「おいおい。君?」 勝手に写真を撮り始めた男性の腕を樹男は後ろ手にねじった。 「痛たたたた?」 「……勝手な真似はいけないな……。今ここで、ほら消せ」 樹男の優しい脅しにビビった男は、震える指で小花の画像を消去した。 「よく出来ました。あのな。この会場には監視カメラがあるぞ……。同じような事をしたら絶対にお前を見つけ出して損害賠償をだな」  
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