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「青田くん、今日はチョコを全部食べてくれてありがとう」
「はは!来年に期待!!」
「はいっ!頑張ります!」
「来年もまずかったら、再来年に期待!」
「えーー?来年こそは頑張りますよ!!」
そう言ったら、青田くんがひょいと私を抱き上げた。
「きゃぁ!」
「莉里!!もし再来年もマズかったら、死ぬまで付き合ってやるから覚悟しとけ!!」
う・・・わぁ・・・・
「それは、死ぬまで一緒にいるってことですか?」
「あんなチョコに付き合えるのは俺しかいねーだろ」
「それを言うなら、占いバカに付き合えるのは私しかいないですよ?」
「はあーーー?!」
一緒に目を合わせて笑った。
愛おしい人はすぐ目の前にいる。
「青田くん、やっぱりやっぱり大好きです!」
「・・・・莉里、俺も」
雪の舞う中、青田くんの腕の中で
私たちはキス・・・キス・・・?
キス・・・しようとしたら、雪の粒の中に見覚えのある顔が見えた。
「チ、、チオビタさんっ!?」
「やっほ~!莉里ちゃん、僕のチョコは?」
『チオビタにあげるチョコなんてないからー!』
☆☆ バレンタイン番外編 おしまい ☆☆
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