第2章 (場所)ここは地獄の等活(とうかつ)地獄

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第2章 (場所)ここは地獄の等活(とうかつ)地獄

第2章 (場所)ここは地獄の等活(とうかつ)地獄 さて、 地獄はどこにあるのか? 仏教では地下にあるとされる。 閻浮提えんぶだい(地上の世界、人間界)の地下、1千由旬(いっせんゆじゅん)とされる。  ここに地獄がある。  そして地獄の広さは1万由旬とされる。 1由旬が7キロ。 つまり地獄までの距離は7000キロ 地獄の広さは7万キロとなる。 地獄にもいろいろと種類がある。 地獄に八大地獄あり。 一番上の最初の地獄は等活(とうかつ)地獄 これは殺生したものが落ちる いたずらに生き物の命を断つ者がこの地獄に堕ち、ケラ・アリ・蚊(カ)アブの小虫を殺した者も、懺悔しなければ必ずこの地獄に堕ちると説かれている。また、生前争いが好きだった者や、反乱で死んだ者もここに落ちると言われている。 この中の衆人たちは互いに害心を抱き、自らの身に備わった鉄の爪や刀剣などで殺し合うという。そうでない者も獄卒(鬼)に身体を切り裂かれ、粉砕され、死ぬが、涼風が吹いて、また獄卒の「活きよ、活きよ」の声で等しく元の身体に生き返る、という責め苦が繰り返されるゆえに、等活という。ただし、この「死んでもすぐに肉体が再生して何度でも責め苦が繰り返される」現象は、他の八大地獄や小地獄にも共通することである。 (ウィキペデイアより)
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