第2章 (場所)ここは地獄の等活(とうかつ)地獄

5/12
前へ
/21ページ
次へ
黒鬼 「ほーらいわんこっちゃない。また亡者の大量入獄(たいりょうにゅうごく)だ。わしらこれで休みなくずっと働きっぱなしやで。」 赤鬼 「これこそほんとに労働地獄やな。地獄だけにな(笑)。」 牛頭(ごず) 「わかった。わかった。とりあえず、わしはこの現状を閻魔(えんま)に報告するんでちょっと待っとれ。」 馬頭 「オマエがぬけるその間、仕事はどうするんだ?」 牛頭 「すまんがその間、馬頭ひとりで仕事頼む。」 馬頭 「ええっ」 赤鬼 「ワシも行ってみたい。すまんが黒鬼、そのあいだ仕事たのむな。」 というわけで牛頭、赤鬼のふたりは地獄の閻魔のところに相談に行くことになった。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加