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第3章 閻魔大王(えんまだいおう)の裁判所
牛頭(ごず)と赤鬼(あかおに)はとりあえず地獄の閻魔がいる裁判所へと向かった。
地獄には閻魔だけでなく他にも十人の王がいて、十王(じゅうおう)とよばれています。
彼らが順々に死後の亡者をさばきます
閻魔はその五番目にさばく神です。
十王における閻魔王は絶対的な権威があり、閻魔の判決でほぼ決定します。
閻魔大王の宮殿は、
人間の世界から、
地下約4000km に
あるそうで、
その広さも同様に、
4000Km四方だそうです。
宮殿の大きさは、
縦横480km、
7重に囲まれた城壁があり、
その中央にある大城には、
4面に鉄の門が
据えられています。
閻魔王の宮殿には光明王院と善名称院があります。
光明王院には9つの
大きな水晶の鏡があります。
世に言う、浄玻璃の鏡です
(浄玻璃とは水晶の意)。
それに生前の善悪の行動が映し出されます。閻魔王は過去の裁判結果と、鏡に映された映像を元に判決を下します。
二匹の鬼は
7つの城壁をこえ、たどり着いた鉄の
おおきな門の前には大量の亡者が並んでいた。
赤鬼
「おお、すごい数の亡者やん。これ、全部 判決待ちなんか。」
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