お正月

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「そうなの!…なんかさ、前はみんなから怖い人って思われてた私だけど、最近キャラクターがどんどん変わってくのよ。なんか…アイツに釣り合う女になりたい…みたいな?」 「それは私も分かります。私も同じだから……」 「え?彩ちゃんも?」 よく考えれば、緋浦が彩香と出会った時にはすでに野本がそばにいた。野本はいつも全力で彩香を守り、彩香はそんな野本の邪魔にならないよう、ひっそりとたたずんでいたような気がする。 「純一さんと出会う前まで…私は笑う事もあまりなかったので。感情が無いって言うか…冷たく見えたと思います」
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