3話*

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 同性にまさか乳首を舐められるという初めての体験に、晴斗の身体はびくりと跳ねる。男性は晴斗の乳首を舌で舐め上げて、吸い付いて、甘く噛んでいく。その刺激に快楽を見出してしまい、晴斗の身体は熱が篭り、晴斗も熱っぽく色っぽい吐息を吐いてしまう。晴斗の乳首を舌でいじめていくのと同時に、もう片方の乳首も男性の細長い指でぎゅっと摘まんだり、ぐりぐりと押し潰したり、引っ張ったりしていじめていく。晴斗はむずがる様に首を横に振りながら、こんな快楽は知らない、と心の中で叫んだ。初めての人から与えられる快楽に戸惑いながらも、身体は素直に反応して感じてしまう。晴斗がむずがる様に、子供が駄々をこねるように、首を横に振る度に、男性は優しい手つきで、あやすように晴斗の頭を撫でていく。  そうして、男性が晴斗の乳首を強く吸い付くと、我慢できずに晴斗の自身は果ててしまう。ぜぇ、ぜぇと荒い息を吐きながらも、蜂蜜色の瞳はとろとろに蕩け切っている。気持ち良いと身体が感じてしまっている。男性が晴斗の胸から顔を離すと、晴斗の乳首は紅く色付いて、ぷっくりと膨れていて果実の様に卑猥に映る。 「胸の刺激だけでイったのか……。はしたないな」  その言葉に晴斗は羞恥心で真っ赤に染まる。胸の刺激だけで達すると言うこと自体、初めてだった。それなのに達してしまった自分は、男性の言う通り、はしたないのかもしれない。そんな晴斗に対して男性は悪い笑みを浮かべながらも、晴斗の自身に手で触れながら色白の太ももに触れていく。性感を煽る手つきで触れてくるので、晴斗は快楽の刺激に身体が反応してしまう。
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