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「それはですね…、夏宮さんが恋をしていると月哉が察したからです。」
「月哉?それって、あのバリスタ?さんの事??」
「えぇ。何か恋の悩みがあるなら、まずは私に相談してみたら良いのではないですか?」
チラリと扉の方を見ると、『恋愛相談承ります』というプレートが目についた。
「そ…うだね、悩みはあるけれど今日は帰るよ、また来るね。」
「はい、お待ちしています。」
お会計をして外に出る。
初夏のふわりとした風が気持ち良く、ふわりとした気持ちのまま帰路についた。
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