第一章 夢から覚めたら

24/46

56人が本棚に入れています
本棚に追加
/217ページ
 部屋まで借りれるなら探す手間も省けて通勤も楽だしなんて好条件なんだろうかと思ったが、これでブラック企業だったら逃げられないな。  新人だったら何聞いても許されるだろうと思い率直に聞いた。 「ちなみに研修期間の条件って何ですか?結構ハードなんですかねぇ? いえどんな条件でもヤル気ありますけどね!」  からし千個売ってこいとかだろうかなとか呑気にしながらヤル気だけは本当にあった。 「仕事内容は俺から説明しようか」  さっきより一つトーン落とした声で日比谷所長は真剣な眼差しで俺を見ながらゆっくりと言った。   「殺し屋です」
/217ページ

最初のコメントを投稿しよう!

56人が本棚に入れています
本棚に追加