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「なにこれ急に!変形したし燃えてるじゃん!裏技あるなら最初から出しなさいよっ」
「いや知らないし。けど強そうになったから一気にいくわ。ここで待ってろ」そう言いながら俺は前に走り出した。
もしかしてこの炎、飛んだりするのかなと期待して“W”に向けて素振りしたら見事に炎が大きくなりダメージを与えられた。
二度、三度と攻撃をくらいバランスを崩した隙を逃さず“W”の首元を切り付け怒った“W”は最後の力を振り絞って喰いかかってきたが、その瞬間を狙っていた俺は“W”を頭から真っ二つになる形で倒すことができた。
頭から裂けピクリとも動かなくなった“W”は瞬く間に燃えカスのように灰になりその灰さえも上空に舞散っていった。
第一章 終わり
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