第二章 此が有れば彼が有り、此が無ければ彼が無い

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 俺の素質か!?と言ったら梓さんにうぬぼれるなって絶対言われるだろうけど、所長の教え方がきっと良いのだろう、特殊武器(ブラックソード)の使い方が意のままにできる感じがした。身体が軽く、決して“W”も全てが雑魚ではないはずなのに成敗しても疲れが最初の頃に比べたら殆どしないで済む。おかげで最初は一体一体倒していた“W”も今みたいに一気に五体まとめて倒せるようになった。やっぱりこれは所長の教え方にプラスして俺のセンスってことにしておこう。梓さんには言えないけど。 「見える!見えるよー!!」 「なにが!?」 「“W”!!さっきの“W”五匹全部見えたよ!」 「どういうことだ!?」  確かにさっきの“W”は五体のうち四体は大型犬、残りは牛位の“W”だった。  
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