第二章 此が有れば彼が有り、此が無ければ彼が無い

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「ところでさ、前にファミレスで夢の話したじゃない?」 「あぁ、俺のパンケーキを見事に食べられたあのファミレスだな」 「あれは美味しかったからいいの!でね、夢がもう一つあるんだぁ」  自ら夢を宣言するということは、またなにか俺に協力しろということだろう。今の家庭教師もそうだができる範囲なら考えるが。『夢』というものは簡単に使える言葉だがなかなか難しいものだと俺は思っている。『夢』というくらいだから子供の頃からの年数とか憧れなど誰が思うことよりも深さが重要になってくるのではないかと思っている。例えば野球の試合でホームランを打つというのは夢だが、ヒットを打つのは夢ではなくて目標なのだ。と一般的な目線で言えばそうなのだが人それぞれ能力が違うからヒットを打つのも人によっては目標ではなく『夢』でも間違いではないのかもしれない。     
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