第二章 此が有れば彼が有り、此が無ければ彼が無い

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「世界で死ぬまでに行きたい場所で選ばれるくらい海外でも注目されてるのよ。だから私も死ぬまでに直島に行きたいの!」 「三年に一度開催されてるのだったら三年後に行けばいいじゃねーか。その頃は大学生で休みも長いだろ?」 「三年後までに私が死んでたらどうするのよ!」 「そんなこと言ってたら皆やりたいことを今すぐするようになっちゃうじゃねーか。たらればは無しだよ。人間は簡単には死なないの」 「・・・バカ」  また()ねたか?しかし高校生のしかも受験生が旅行するのは賛成できないな。瀬戸内海まで日帰りじゃ厳しい距離だろうし。     
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