3人が本棚に入れています
本棚に追加
そして教室にて
「はーい皆静かに！私は今日からこのクラスの担任になります、蓮見琴音です！よろしくね！」
と担任こと蓮見先生が言った。
「先生質問です！彼氏いますか！？」
と名も知らぬクラスメートが言うと、
てか未だにそんな質問する奴いるんだな。
「いませんよー！」
と言った蓮見先生はこの後に、
「でも夫がいまーす！」
と言った。
あー、そりゃ彼氏いねえって言うわな。
あ、聴いた奴、固まってるわ。
まあ、蓮見先生、顔のレベル高いと思うし。
でも先生を口説こうとするか普通。
「あ、あはは…。それじゃあ、先生も皆の事知りたいから自己紹介してもらおうかな。」
と言い、自己紹介タイムになった。
お、俺の番か。
てか俺トリじゃん。
ヘマできねえじゃねえか。
「結城凌馬です。趣味は料理、ギターです。好きな食べ物は牛丼にフライドポテト、嫌いな食べ物はブルーチーズです。牛丼はキングまで行けます。あとバスケが好きです。自慢ではないですが、ここのOGに姉がいます。よろしくお願いします。」
まあヘマはしてえねとは思う。
そして歓談の時間になった。
「結城君って、もしかして明日奈先輩の弟さん！？」
と聞いてきた女子生徒がいた。
「あー、まあ、今はそうなる、かな。」
と言った。
（凌馬君…。本当に大丈夫…？）
詩乃がそう思っていたのには気付かずに。
「私、明日奈先輩のファンなの！あ、私は佐々部麗香！麗香って呼んで！」
「お、おう（な、何なんだこの子…。）」
すると、
「おい麗香、その者が困っているだろう。…知っているとは思うが滝野竜之介だ。よろしくな。彼女が困らせて済まなかったな。」
と、あの首席が言った。
あの麗香って奴は竜之介の彼女だったのか。
「お、おう、俺は結城凌馬。これからよろしくな。それで、」
俺は詩乃を呼び、
「この子は朝田詩乃。今日電車で知り合ったんだ。」
と詩乃を紹介した。
（朝田詩乃…？もしかして、あの？）
竜之介が詩乃を見て何かを悟ったのか？
最初のコメントを投稿しよう！