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詩乃と話して分かった事。
(名前呼びで良いと言われた為、朝田ではなく詩乃と呼んでいる)
・眼鏡を掛けているが視力に問題は無く、弾丸すら防ぐとされる特殊材質で作られたオーダーメイドの特注品
・高校から一人暮らし
・歌うのが好き
「女子高生が一人暮らしって色々大丈夫なのか?」
「ま、まあ何とかなるわよ。仕送りとかもあるし、諸星高校はバイトOKみたいだし。」
「いや、俺が言ってるのはそこじゃないんだが、まあいっか。兄弟とかっているのか?」
「いないわ。一人っ子よ。」
「親御さん、寂しそうにしてそうだな。俺は上に姉さん、下に妹がいる。まあ、俺と妹は血は繋がってないんだけどな。そして俺と妹もな。」
「え、もしかして…。」
「妹は孤児院にいて親父とお袋に引き取られた。俺は何故か道で倒れてたらしい。姉さんが発見して、助けてくれたんだ。」
「…ゴメン。」
「いや、いいさ。結城家の皆には感謝してるし、今更血の繋がっただけの他人になんて会いたくもねえよ。まあそいつらの顔も覚えてねえけどな。」
さらっと元親をディスる俺。
その後、何かと話していると、
「あ、着いたわ。」
「ホントだ。同じクラスになれるといいな。友達は詩乃しかいねえし。」
「…友達?私と凌馬君が?」
「俺はそう思ってたんだが、違ったならすまない。」
と、俺が言うと、
「そ、そうよね!違くないわ、私達は友達よ!」
と言った詩乃。
そしてクラス表を見ると朝田詩乃のかなり下に結城凌馬の名前があった。
つまり、同じクラスになれた。
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