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教室にて、
席は来た順に積めて座るようだ。
俺は詩乃の後ろの席に座った。
真ん中の列の最後尾。
うん、何とも言えない席だな。
と俺が考えていると、
「ねえ、凌馬君は部活とかやるの?」
と、詩乃が聞いてきた。
「そうだな。今は特にかな。まあ新歓でのパフォーマンスやプレゼンによるけど、入ったとしても軽音楽かな。詩乃は?」
「今の所は無いわね。バイトするって決めてるから。それと凌馬君、バンドやってるの?」
「いや、バンドは組んでないよ。趣味でギター弾いてたからさ。」
と言った。
すると、案内の先生らしき人が入ってきて、講堂まで、その人に着いて行くようだ。
つか講堂でやるんだな。
体育館だと思ってた。
何だかんだで入学式が始まり、
新入生首席のスピーチの時間みたいだ。
首席の名前が滝野竜之介、か。
眼鏡をかけたインテリ系ってやつか。
いかにも勉強できます感が凄えな。
こういうやつは大体めっちゃいい奴か性格が屑の2択なんだよな。
そんで最後に1年Aクラスって言ってたな。
俺や詩乃と同じクラスか。
と考えていると、入学式が終わったみたいだ。
俺と詩乃は教室へ戻った。
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