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「…わかりました…」
私が答えると、亀沢が、
「…ありがとう…高見さん…恩に着るよ…」
と、私の耳元で囁いた。
「…このお礼は、また今度…」
亀沢が言う。
しかしながら、私は亀沢の言葉を最後まで聞いてなかった。
亀沢が、お礼をするといっても、せいぜい缶コーヒーをおごるくらい…
恐妻家の亀沢は、奥さんに、財布のひもをしっかり握られていると評判だ(笑)…
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