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秋山社長が去って、クオン社内には暗い雰囲気が漂っていた。もうここで死ぬだろう。いつになるのか、一瞬で水蒸気になるのか、等々苦しい考えを展開していた。
ニーナは皆に振り向き、
「私は、死にたくないの。生きることを選んで、三途の川からもどってきたの」
ブッチーは、イスから立ち上がった。
「ブレインチームを作ろう!」
「何、それ?」
「エリア那覇には、世界中からエンジニアやプランナー、ゲーマーも今なら集結している」
「それで?」
「集めて、ブレインチームとすれば、AIと対等に戦えるんじゃないかと」
「確かに、そうだ。それをやってみよう」
「資金は、私が援助するよ」
と、ミスターミヤギが言った。
「全ての利用可能なメディアを使って、伝えてみよう。2時間後、このクオン社ビルのフロント集合とする」
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