第3章 エリア那覇 ブレーンチーム結成

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 秋山社長が去って、クオン社内には暗い雰囲気が漂っていた。もうここで死ぬだろう。いつになるのか、一瞬で水蒸気になるのか、等々苦しい考えを展開していた。  ニーナは皆に振り向き、 「私は、死にたくないの。生きることを選んで、三途の川からもどってきたの」  ブッチーは、イスから立ち上がった。 「ブレインチームを作ろう!」 「何、それ?」 「エリア那覇には、世界中からエンジニアやプランナー、ゲーマーも今なら集結している」 「それで?」 「集めて、ブレインチームとすれば、AIと対等に戦えるんじゃないかと」 「確かに、そうだ。それをやってみよう」 「資金は、私が援助するよ」  と、ミスターミヤギが言った。 「全ての利用可能なメディアを使って、伝えてみよう。2時間後、このクオン社ビルのフロント集合とする」
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