65人が本棚に入れています
本棚に追加
/162ページ
今思い出しても恥ずかしいし、本当に申し訳なくて土下座したい気分になる」
舞桜は佳奈の瞳を真っ直ぐに見つめた。
「でね、決めたんだ。友達が困ってたら今度はワタシが力を貸そうって。
なんの役にも立たないかも知れないけど、話を聞くぐらいならできるから。
わたしも友達にあのことを話して楽になったし」
佳奈はうつむいた。
「ここじゃ話しづらいだろうから場所を変えようか、このあと空いてる?」
舞桜の言葉に佳奈は小さく首を立てに振った。
最初のコメントを投稿しよう!