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てんやわんやな朝
(分かった じゃ私も仮眠は会社で 専務は帰宅して下さい)
(何言ってんの僕も会社に残るよ この横領も整理しないと)
(すみません 今の時間帯アパートへは 音立てられないし)
(じゃ一気にすませましょう)
やがて時間は過ぎ深夜3時を回っていた
少し仮眠取ろうか?専務相談室使わせてもらいます)
(構わないよ ゆっくり休んで)
(伊澤さん行こうか)
(ハイ)
相談室にはソファーがあり たおれ込むように横になった
(伊澤さん起きて もうすぐ7時よ)
(ハッ!ハイ)
慌てて起き トイレに行き 顔を洗った
(大丈夫?)
(ハイ ぐっすり眠ってしまった笑っ)
(さぁ~今から大変よ)
(ですね…)
8時近くになるとみんなが出社して ザワザワとなった
課長が出社…自分のデスクに座るもため息が聴こえる
(何でPC開かないんだよ 怒 誰か触ったか?おい!伊澤)
一瞬ビクッとした
入口辺りがざわつく
(何?)
(どの女よ 磯田は何処 怒 あなた?)
(私違います…)
社の女性を次々と物色すかのように年配の人が怒鳴りこんできた
(お前何しに会社に おい!静かにしろ)
課長の奥さんだと悟った
(ちょ こっちに来い)
(離してよ 磯田心陽出しなさいよ 怒)
その時専務が来て課長と磯田 奥さんを部室に呼んだ
奥さんがいつ帰ったか判らないが 課長と磯田がデスクに戻ったのは昼近くだった
二人は荷物をまとめて下を向いたまま会社を後にした
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