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(え?何?何があったの?伊澤さん何か知ってる?)
数人から言い寄られるも話す訳にもいかず…
(あ!専務)
(皆さんに話があります 急遽ですが 山沖と磯田は本日付けで解雇と言う形になりました 課長の代理は 当分私と係長とでやって行きます 宜しくお願いします)
(えー?解雇ってどう言う事ですか?)
(…ハッキリ言って横領 社のお金を巧妙な形で使ってました 以上です)
昼休みはこの話で持ち上がってたが 私は有給の為に ひたすら仕事をしてた
(お疲れ様 ハイ差し入れよ)
(あ!係長 ありがとうございます)
(食べないと)
(いただきます)
サンドイッチとコーヒーを頂いてると社長と専務がやって来た
(あ!社長)
(あ…いいよそのままで 伊澤くんが見つけてくれたんだってね ありがとう)
(いえ…あ…差し出がましいですが 経理は最低でも3人は必要かと すみません)
(そうだね そうするよ あ!明日は休んでゆっくりしなさい)
(あ…でも私金曜日に有給を)
(構わない 体が基本倒れられたら余計忙しくなるからね)
(すみません)
その後6時まで業務をこなし アパートへ帰宅した
久々ゆっくりお風呂に浸かり ベッドに潜り込んだのは8時前だった
途中目が覚めたのは明け方だったが再び眠りに
カーテン越しに日差しを感じたのは9時だった
(ハッ遅刻!!!あ…そうか 今日は休みだった)
母親にメールするも返事はなく 仕事だろうと思い 携帯はそのまま放置で 父親の事を考えていた
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