2.同居人候補を発見した!

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白石さんはそう言うと会議室を出ていった。どうかと提案した時、彼女は驚きの表情を見せたが、喜んだ表情も見せなかった。また、回答を留保してすぐに断りもしなかった。これは想定したとおりだった。彼女なら冷静に是非の判断をするはずだ。 彼女を見た時に直感的に思い立ったが、その直感がどこから来たのかは分からない。でも、まあ言ってみれば、俺にとって地味子はお菓子袋の乾燥剤と同じ。『人畜無害、でも食べられません!』いや、食べようとも思いません!
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