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「…茉莉!」
「大急ぎでかけつけてくれたんだよ。」
「姉さん…。お母さん…。」
パタン
葵はニコっと笑い、そっと出て行った。
「茉莉…。綺麗ね。」
「お母さん…。」
「遅くなってごめんね…。」
「姉さん…。」
「もう…務所から出られたの…??」
「うん…。幸い手にはつけてないからまだ軽い刑で免れたの。茉莉…本当に本当にごめんなさい…。」
姉さんはそう言って頭を下げた。
「もう良いよ…!!姉さん。顔上げて?」
そして姉さんは顔を上げた。
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