エピローグ 地震発生直後

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俺は榊原とビルの外に空いた、黒い穴に落ちて行く。 ビルが崩落し、中にいるはずの生徒の安否が心配されるような光景。 何故、こんなに直ぐにビルが崩落するのだろうか。 そんな疑問は本能的に抹消される。 その時見た、俺が勤めていたビルの残骸の上。実に美しい黒い蝶が6匹の他の色の蝶を連れて、何処かに飛び去って行こうとしていた。 その蝶が何を意味するのかなんて、誰がこの状況で考えられるだろうか。 __此れがさ、後々分かって来るんですよね。   __うん。だって、ライトノベルだからね。 そんな会話をしたのも、いつだったっけ。 それとも、まだ話していないこと?     俺が勤めていたビルの残骸の上。実に美しい黒い蝶が6匹の他の色の蝶を連れて、何処かに飛び去って行こうとしていた。
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