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「いや…………まだ、アオイと私しかいなかったし、全然大丈夫!」
「ハナさん…………!」
「……相変わらず、ヒイラギは泣き虫だな!」
「うう…………………」
「…………………フ。こんなごときで泣きわめくなんて、まだまだ子供ね。」
「うう…………………」
「…………………シライシ…………………」
ガチャ
「あっれー!僕らが最後かな?」
「…………………」
氷室時雨と小日向春が来た。
「あら。ヒムロじゃないの。私より、5分遅刻よ。」
「フン。」
「こらこら、二人ともケンカしないで…………………」
ガチャ
「…………………」
「あ、リサ!」
「…………………遅れて…………ごめん。」
「よーし!みんな集まったし、本題に入るか。」
「…………うん。」
「…………10年前。俺たちはまだ小学生だったな。そして、凶悪犯の犯行によって大切な人を…………」
「…………」
「そして、その犯人の犯行の動機は、「むしゃくしゃしていたから」だ…………」
「絶対に許せない。」
「…………」
「…………で、今日はその犯人が刑務所からでるんだったな、本当は死刑になるはずなのに。」
「どうやら犯人には優秀な弁護士がついていたみたいだよ。そして。その弁護士は、自分のキャリアのために、引き受けたらしいよ。」
「そんな…………………」
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