微S執事と僕の日々1

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 驚いたのを気取られなかったかな、と昴は赤くなった。  馬場にいた時から、ずっと見られていたのかな? 「馬に鼻を擦りつけられた事はあられますか?」  あるわけがないじゃないか、と思った。  馬の鼻先は、いつも湿っていて美しくない。  あの濡れた鼻面を擦りつけられるなんて、御免だった。
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