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それからサツキも帰りひと段落してベッドに横になった時、携帯画面が光り開くと知らないアドレスからのメールだった。 『今日は大丈夫だった?無理そうなら言ってよ。 いつでも行けるんだからさ! 明日1時に店で。お腹空かせておいでね! それと体調悪そうだったのに気が利かなくて本当ごめん。今日はゆっくり休んで。 竹内アオ』 竹内くんから!!? どうして?…矢野くんが教えたのかな? しかも僕なんかに天使のような優しい言葉!! うーっ!と興奮のあまり枕に顔を擦り付けた。 眼鏡が拍子でベッドから落ちてしばらくその文面もニマニマしながら眺めているとハッ!と起き上がり正座をした。 奏「返信!返事しなきゃ!」 急いで眼鏡を拾い1つ1つ丁寧に言葉を選んで入力する。 そういえば矢野くん、戻ってお皿見たら結局全部食べてくれてた.....ちょっとはお礼できたかな......? フッと口元が緩む。 怖いし何を考えてるかほぼ分からないけど、本当は優しいのかな? 彼みたいな人は、どんな人を好きになるんだろ…… 返信し、ボーっとしていると再びハッと立ち上がった。 明日着る服考えてなかった!! 慌ててクローゼットを開けて物色する。 滅多に服を買わない奏は新しめを探しながらふと下を見るとこの前買ったコンタクトのセットが視界に入った。なかなか眼鏡を取るのが不安でつけられていなかった。
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