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竹内「まぁでも今井は優しいよな、見てて分かるわ。一緒にいるとなんか落ち着くっていうか」 サツキ「でしょー!もう天使!」 何気なく言った言葉だったが、矢野は頬杖をつき携帯をいじっていた手を止め隣の竹内を見た。 奏「ごめんなさい、何の話してたの?」 奏が戻るとみんな素知らぬ顔だった。 サツキ「ヒミツ!」 奏「え?まさかまた僕の事何か言ってないよね?」 サツキ「さぁどうでしょう~」 えーーーっ!? 竹内くんの前でやめてよー。 それから満腹になるまで食べて、4人は矢野の姉含め皆に礼を言うと店を出た。 竹内「今日もおいしかったなー」 奏「本当、矢野くんのお姉さんすごい」 矢野「これで生活してんだから手は抜けねぇだろ、趣味とは違う」 竹内「そりゃそうだけどこの時が斗真の友達で良かったと1番思うわ」 矢野「薄情だな」 へへっと竹内は笑った。 竹内「これからどうする?斗真ん家でも行く?」 矢野「なんでだよ」 竹内「だって1番近いじゃん」 えっ?矢野くん家に行けるの?! サツキ「竹内さんいてくれるなら帰ろーっと。」 奏「…あ、じゃあ僕も一緒に」 矢野くん家行ってみたいけど流石に中学生1人で帰すわけにも.......。 矢野「1人で帰らせろ。言うほどそんな距離ねぇし誰も中坊だとは思わねぇよ」 竹内「俺も大丈夫だと思うよ、せっかくだし、ね?」 でも…と口を開こうとしたが、竹内の言葉に素直にコクンと頷いた。 竹内くんに言われると........。 それにせっかくの夢の様な時間を切り上げてこのまま帰るのも正直勿体無い気はしていた。 サツキは迷う奏の肩をポンポンと叩いた。 サツキ「家ついたらちゃんとメールするから!大丈夫だよ!じゃあね~ごちそうさま!竹内さん、ちゃんとカナ見ててね~!」 竹内「了解!」 奏「あっ…うん!ちゃんと連絡してね」 サツキは手を振って背を向けた。
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